温室ではブーゲンビレアやハイビスカス、それに蘭たちが常時咲き乱れています。温度管理は一般のご家庭とあまり差がない
ように、温室としては低めの最低10℃に保っています。
20坪弱の小さな温室ですが、熱帯の果樹を中心に洋蘭、ハーブ、花木など約70種類ほどを展示販売しています。
中には日本中の植物園でも殆ど見られない、とても珍しい熱帯果樹もあります。
洋蘭はマダガスカルに自生するアングレカム属、中南米のリカステ属を中心にカトレア、ファレノプシス(胡蝶蘭)、パフィオペディルム、房咲き性のデンドロビウムなどがあります。ギフトコーナーから下がってきた胡蝶蘭やシンビジウムなども仕立て直して安価で販売していますので、趣味家の方にはうれしい掘り出し物もあるはずです。
往年の名品(展覧会入賞花)が安価で見つかるのも楽しみのひとつになるはずです。
熱帯果樹では、何と言っても定番のバナナ、パパイヤ、パイナップルの他、最近人気のでてきたジャボチカバがあります。グアバ茶としても人気のあるグアバは比較的低温に強く、
旧来のバンジロウに加えてタイや台湾産の大実系新品種も揃えています。
どの果樹も自生地ではとても大きくなりますが、鉢で育てると小さくても実がつきます。大型の果樹であるジャックフルーツ(世界最大の果実)やカカオも開花していますので、もうすぐ収穫も期待されます。
ちょっとユニークな果樹としてオススメなのが世界三大美(味)果のひとつ、チェリモヤと、その同属のアテモヤ、シャカトウ、ビリバなどです。これらは「森のアイスクリーム」とも呼ばれ、まったりした甘味が特徴です。
その他エッグフルーツと呼ばれる焼き芋のような食感のカニステル、チューインガムの木(サポジラ)なども面白い果樹です。
アセロラやマカダミアナッツのような育てやすい果樹もありますが、その一方「えっ、こんな木まであるの?」と驚かれるような珍しい果樹もあります。楊貴妃が好んだライチ、果物の王様ドリアン、果物の女王(マンゴスチン)、南国の香りランプータン、神秘の果物アビウなどです。これらの果樹は実をならすのが難しく成木は高価です。しかし小苗から環境に慣らせば可能性もありますので収穫に挑戦する価値は十分にあります。
沖縄で観光ツアーにもなっているサガリバナ、熱帯ハーブのカルダモンなど、果樹以外にも珍しい草花を展示販売しています。
また、温室ではこれら花木の繁殖や生産も行なっていますので、小苗などとてもお求め安い価格で販売しています。苗の一部はオンラインショップでも販売していますので是非ご覧になって下さい。
※さらに詳しく見たい方は、下記ブログでどうぞ
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「トロピカルに暮らそう」